令和8年6月24日 小学部学部集会~みんなで楽しむ活動をとおして育つ力~
今週は授業参観週間で、多くの保護者の皆様に御来校いただきました。子供たちが学校生活を送る様子を御覧いただくことができ、大変うれしく思います。6月24日には、今年度第1回目の小学部学部集会が行われました。新年度が始まって約2か月半が経ち、どの学級も少しずつ生活や学習のリズムが整い、それぞれの学級らしいペースがつくられてきています。
小学部学部集会は、今から9年前、「小学部の子供たちと教員全員が集まって、一緒に楽しめる活動ができないだろうか」という先生方の思いから始まりました。当時は学級や隣接学級での小集団学習が中心で、大きな集団で活動する機会は多くありませんでした。そこで、集団での活動が苦手な子供たちも安心して参加できるよう、活動の流れを分かりやすくしたり、歌詞の意味を理解しやすいよう物の操作を取り入れた「学部集会の歌」を作ったり、視覚教材を工夫したりするなど、さまざまな配慮を積み重ねながら授業づくりが進められてきました。異学年の友達や先生の存在に気付き、一緒に活動する楽しさを感じることを大切にしてきた授業です。



学部集会は、①あいさつ、②学部集会の歌、③誕生日のお祝い、④お知らせ、⑤お話遊び、⑥あいさつ という流れで進みました。
「学部集会の歌」では、学年ごとのうちわを受け取り、元気に返事をする姿が見られました。また、4月から6月生まれの友達を、ケーキの模型と、息を吹きかけるとろうそくが消えるスライドを使いながら、みんなで誕生日の歌を歌ってお祝いしました。



最後の「お話遊び」では、小学部主事のA先生が大型絵本『ありとすいか』を、豊かな表情と巧みな動きを交えながら読み聞かせました。B先生はピアノ、C先生はカホンとツリーチャイムで場面に合わせた音楽を添え、お話の世界をより豊かに表現していました。すいかを運ぶ場面では、A先生が「よいしょ、こらしょ」と動きを見せると、子供たちは自然と集まり、一緒にすいかを運び始めました。動きが速くなると、子供たちも笑顔で走り始め、お話の世界に入り込んで表現を楽しむ姿が見られました。


お話が終わると、多くの子供たちは自然に自分の席へ戻り、それぞれが次の活動へ気持ちを切り替えていました。また、先生の言葉や表情、動きに注目する子、ツリーチャイムの音色に気付いて近付き、楽器に触れてみようとする子、自分の席で先生と一緒に笑顔でお話や音楽を味わう子など、一人一人が自分らしい参加の仕方で活動を楽しんでいました。


35名の子供たちが一つの活動を共有し、言葉や歌、リズムや音色の変化に気付きながら、それぞれの方法で表現したり、感じたりする姿がとても印象的でした。
集団活動では、一人一人が全く同じように参加することが目的ではありません。同じ時間や空間を共有し、それぞれの感じ方や表現の仕方で活動に関わることに大きな意味があります。小学部学部集会は、子供たちが安心して集団に参加し、人や音楽、お話との出会いを楽しみながら育ち合う、小学部ならではの大切な学びの時間であることを改めて感じました。



