令和8年6月17日 第2回授業公開と授業研究会~小学部6年生・1年生~
6月17日(水)、先週に引き続き、第2回目となる校内授業公開と授業研究会を実施しました。今回は、幼稚部から2授業、小学部から2授業を公開しました。ここからは小学部の授業を紹介します。
小学部6年生の授業は、生活科の「役割」と体育科の「保健」の内容を合わせた「いきいきタイム」の生活単元学習でした。昼食づくりを通して、集団の中で役割を果たしたり、友達と協力したりすること、また栄養バランスの整った食事について考えることを目標とした学習です。本時は全8時間の単元の最終時で、「協力して昼食づくりができたか」を振り返る授業でした。



授業では、「協力」という言葉の意味を理解しやすくするための工夫が見られました。一人で取り組むことと、二人や三人で一緒に取り組むことの違いをイラストで示したり、実際に友達と協力してご飯を炊く準備をしている様子を撮影した写真や動画と結び付けたりすることで、児童が「協力」の意味を実感できるようにしていました。映像の中に自分たちの姿が映ると、児童同士が自然と手をつなぐ場面も見られ、友達と一緒に活動した経験をうれしそうに振り返っていました。言葉だけでは理解が難しい概念について、イラストや映像、そして実際の体験を結び付けながら理解を深めていく授業でした。



次は、小学部1年生の授業です。生活科の「安全」と「遊び」、国語科の「聞くこと・話すこと」の内容を合わせた「いきいきタイム」の生活単元学習でした。素材や道具を安全に扱うことや、感触遊びを通して感触や道具を表す言葉に触れることを目標としていました。本時は全6時間の単元の4時間目で、常温の寒天と凍った寒天の感触の違いを感じたり、道具を使って寒天の変化を楽しんだりする授業でした。


いろいろな色の寒天が登場すると、児童は興味深そうに見つめながら少しずつ触れ始め、次第に手のひらいっぱいに寒天をつかんだり混ぜたりして、活動はよりダイナミックになっていきました。れんげやマッシャーなどの道具にも興味を示し、繰り返し操作しながら寒天の変化を楽しんでいました。「プニプニしてるね」「冷たいねー」といった言葉が自然に聞かれ、教師も子供たちの動きに合わせて「プニプニ」「つんつん」などの言葉を添えていました。子供たちが実際に見て、触れて、動かす体験と結び付けながら言葉を理解していく様子が伝わってきました。




6年生と1年生の授業に共通していたのは、子供たちが実際の体験を通して学んでいたことです。友達と協力した経験から「協力」という言葉の意味を学ぶこと、素材に触れながら感触を表す言葉を学ぶことなど、どちらの授業も子供たちの実感を大切にした学びが展開されていました。子供たちが体験と言葉を結び付けながら理解を深めていく姿に、本校の教育の大切な価値を改めて感じた授業公開となりました。
