令和8年7月8日 第3回授業公開と授業研究会~幼稚部年少~

7月8日(水)、6月に引き続き、第3回目となる校内授業公開と授業研究会を実施しました。今回は、幼稚部から1授業、小学部から2授業を公開しました。

最初に参観したのは、幼稚部年少組A君の個別の自立活動の授業でした。ねらいは、先生から物を受け取り、穴の開いた教材に物を入れることや、パネルシアターを見たり歌を聴いたりする活動に継続して取り組むことです。

「ウォーターボタン」という教材を使った活動では、A君はB先生からボタンを受け取り、水の入った透明な筒の上部にある穴へ上手に入れることができました。ボタンは水の中をゆっくりと沈んでいきます。その様子をA君はじっと見つめ、にこにこと笑顔を見せていました。ボタンが筒の下まで落ちると、先生の方を見て手を伸ばし、「もう一回やりたい」という気持ちを伝えていました。

B先生はその思いを受け止め、新しいボタンをA君に手渡します。A君が再びボタンを穴に入れると、「ポチャン、ゆらゆら、ゆらゆら…」と、ボタンの動きに合わせて自然でやさしい言葉を添えながら活動を進めていました。教材の面白さに加え、B先生の穏やかな関わりがA君の「もう一度やりたい」という意欲をさらに引き出しているように感じました。続いて行われた動物のパネルシアターでは、A君の前方のブラックボードに動物の絵人形が貼られると、満面の笑顔になりました。B先生が動物を指差しながら歌い始めると、A君は体を弾ませながら、笑顔で歌を聴き、絵人形をじっと見つめていました。

自立活動では、子供が「見たい」「やってみたい」「もう一回」という気持ちをもち続けられることが、学びを積み重ねていく大切な土台となります。この授業では、教材の工夫だけでなく、子供の気持ちを丁寧に受け止めながら、絶妙なタイミングで言葉を掛けたり、活動をつないだりする教師の関わりによって、A君が安心して活動に集中し、自分から気持ちを表現する姿が見られました。子供の興味や関心を大切にしながら、一つ一つの「できた」「楽しい」を積み重ねていく自立活動の意義を改めて感じた授業でした。

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