令和7年5月8日 カザフスタン カラガンダ州教育局からの視察
GWが明けました。子供たちもそれぞれの休日を楽しんだようです。さて、今日は中央アジア、カザフスタンからの視察団がいらっしゃいました。先日のモンゴルに続いて二か国目の視察となります。コロナ禍で少なくなっていたのですが、少しずつ元に戻ってきているようです。



今回は27名もの視察団でしたが、時間的には1時間と短い時間での視察でした。カザフ語に翻訳した資料を用意しましたが、通訳はロシア語で行われていました。カザフスタンはロシアと中国に隣接しており、ソビエト連邦から独立した共和国です。
視察団の中にはインクルーシブ学校の先生方が多かったこともあり、普通小学校との交流及び共同学習の話や、附属学校群の三浦交流行事等について説明を行いました。交流の進め方については大きくうなずいてくださる方が多かったです。
学校見学は幼稚部から行きました。ちょうど子供たちがサツマイモの苗を植えに行くところで、偏食に対して栽培を大切にしているという説明をしたところ、これも多くの方がうなずいていらっしゃいました。



今回は、幼稚部の教室、小学部の教室だけでなく、寄宿舎の舎室も回りました。今回の視察団の中に寄宿舎学校の方も何人かいらっしゃたからです。教室では本校の視覚支援や構造化の説明をしましたが、モンテッソリー教育や応用行動分析などについても質問を受けました。基本的な考え方や、対応に困っていることは国が変わっても大きくは変わらないのだと感じました。
質疑応答では偏食への対応や感覚過敏への対応、パニックを起こした時の対応など、具体的な対応の話から、心理士の配置や相談対応など制度的な質問など、多岐にわたっての質問がありました。見学予定時間を過ぎても質問が続き、結局、全ての質問に答えることが出来ませんでした。遠くからお越しいただいたのに申し訳なく感じています。
最後にカザフスタンの国を象った記念品をいただきました。第Ⅱプレイルームの外に飾っておきますので、機会があればご覧ください。
