筑波大学附属久里浜特別支援学校のWebページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 本校は、神奈川県横須賀市に所在しています。横須賀市は、幕末に米国のペリー提督が上陸した地として広く知られ、現在も自衛隊や米軍関連施設が多い地域です。本校はその東側、野比(のび)に位置しています。校舎の南には野比海岸が広がり、浦賀水道の向こうに房総半島(千葉県)を望むことができます。北側には三浦丘陵が連なり、多くの動物や鳥が生息しています。こうした豊かな自然と温暖な気候に恵まれた環境の中で、子供たちは日々、元気に学校生活を送っています。

 本校の前身は、国立久里浜養護学校です。昭和48年9月の開校以来、重度・重複障害教育の発展に寄与してきました。平成16年4月には、筑波大学11校目の附属学校として新たな歩みを開始しました。現在は、知的障害を伴う自閉症のある幼児児童を対象とする特別支援学校として、幼稚部13名、小学部35名、計48名が在籍しています。子供たちは、横須賀市のほか、三浦市や横浜市などから通学しており、遠距離で通学が困難な児童は寄宿舎で生活しています。

本校の校歌は、「♪のんのんのびのび 野比の丘 ゆかいななかまが 集まった」
という歌い出しで始まります。海に囲まれた野比の丘で、子供たちがのびのびと、その子らしく育ってほしいという願いが込められています。また、作詞をされた当時の本校教諭である狩野光夫先生は、「ゆかいななかま」という言葉に、「いろいろななかま」という意味を込められたと語っておられます。そこには、子供たちだけでなく、教職員、事務職員、保護者、地域の方々など、本校に関わるすべての人が含まれています。本校は、そうした「ゆかいななかま」が集い、支え合いながら子供たちの成長を共に育んでいく学校です。

 さらに本校は、筑波大学との連携のもと教育・研究の発展に貢献するとともに、知的障害教育および自閉症教育に関する今日的課題に対して先導的・実践的に取り組み、その成果を広く発信することを使命としています。また、現職教育や地域支援を通して、教育の深化と社会への貢献にも努めています。
在籍する幼児児童一人一人の思いや考えを大切に受け止め、得意なことに向かって主体的に学ぼうとする意欲を育みながら、心身の調和的な発達を促す教育を、教職員一丸となって推進してまいります。子供たち一人一人の将来を見据え、社会をたくましく生きる力の基盤を育てることを目指しています。

今後とも、皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和8年4月 校長 工藤久美