令和7年5月27日 キューバ日系人連絡会の見学

 今年度に入って、4か国目となるご訪問です。今回はキューバの日系人連絡会の皆様が学校見学にいらっしゃいました。5名のキューバの方に海外日系人協会の方、通訳の方を加えて7名でいらっしゃいました。5名の中に特別支援学校の教員の方もいらっしゃったので、特総研と本校を見学されたのだと思います。

 最初はいつも通り、学校概要の説明です。これまでは資料を手分けして翻訳していたのですが、今回は全ての翻訳(スペイン語)を副校長がやってくれました。今回は特別支援教育関係者以外の方もいらっしゃったので、自閉症のお子さんの特徴についても説明させていただきました。全ての説明をする時間はなかったので、指導の工夫などについては見学しながら説明することとし、普通学校との交流および共同学習について説明を行いました。やはり、インクルーシブ教育の推進についてはどこの国の方もご興味を持たれます。特別支援教育に限らず、関心の高い内容なのだと改めて感じました。

 見学はいつも通り、幼稚部の見学から行いました。幼稚部の玄関では、靴箱に子供の写真が貼ってあることを見ていただき、幼稚部のプレイスペースでは遊具や写真カードの利用などについて説明しました。ちょうど、ひよこ(年少)組がなかよし広場に遊びに行くところでしたので、教室から移動するときに外靴を見せたり、砂場遊びをすることがわかるようにスコップを持たせたりすること、靴を履き替える位置がわかるように予め椅子を置いておくこと等を説明しました。続いて、うさぎ(年長)組の教室を見学しました。おやつ(フルーチェ)作りをしているところで、幼稚部でも偏食対応のために調理活動をよく行うことについて説明しました。うさぎ組の子供たちには見学が入ることを好む幼児もいて、作業をしながらも、チラチラと見学者を見ています。フルーチェが出来たことを見せて、拍手をもらい、楽しげな様子でした。最後はりす(年中)組の教室を見ました。椅子を運んで置く位置が示されていること等を伝えていると、幼児たちが教室に戻ってきました。りす組の幼児たちは、うさぎ組に輪をかけて、見学者が大好きです。見学していた皆さんも幼児たちの様子に対応してくださり、双方ともほっこりする時間となりました。

 小学部の見学では、1年生、4年生、6年生の教室を見学しました。1年生の教室ではスケジュールだけでなく、着替えの手順カードなどについても見ていただきました。4年生、5・6年生合同のどちらの授業も、23日に行った遠足の振り返りをしていました。子供たちが活動に向かう様子を見ていただくことが出来てとても良かったです。

 最後に第Ⅱプレイルームやランチルーム、デモホームの様子などを見ていただきました。プレイルームの中から見える海の様子に驚かれていましたが、塩害や台風の時の苦労などをお伝えすると、キューバも海に囲まれていて、同じ様子だと伺いました。特別支援教育が専門の方ばかりではなかったものの、興味をもって見学してくださり、とても良い時間となりました。

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