令和7年10月1日 小4児童の素敵な報告
今日、木工室で作業をしていると、小4児童のAさんが「校長先生いますか?」と訪ねてきてくれました。「いますよ。何か用ですか?」と尋ねたのですが、返事はありません。木工室は教員が作業を行う部屋ですので、Aさんにとっては初めての場所、見たことのない工具類にも興味深々。そこで、場所を変えて話を聞くことにしました。Aさんの手には、担任の先生と自立活動/国語の個別指導で作った紙が握られています。どうやら、9月にご家族と出かけたサファリパークの写真を貼って、その時の様子を説明する学習をしたようです。
私が「もしかして、サファリパークに行ったの?」と聞くと、「サファリパーク行った。」と答えてくれました。他の写真を見ながら、「これは?」と聞くと「ライオンに餌をあげた」などと、説明をしてくれました。それぞれの写真を見ながらではありますが、きちんとやり取りしながら楽しかったことを報告し、質問にも答えてくれました。
自閉症のある子供にとって、授業でできたことであっても、違う環境で、他の人に対して、同じように話をすることは簡単なことではありません。でも、Aさんは学習したことを活かして、とても上手に説明してくれました。また何か楽しいことがあったら、報告に来て欲しいと感じました。Aさん、また来てくださいね。


