12月11日  思い出の旅

 コロナ禍のもとで実施の見極めを慎重に行ってきた小6の修学旅行でしたが、先週(12月3日、4日)無事に実施することができました。宿泊を伴う校外行事ということで、感染リスクが高まることへの懸念が尽きず、実施の判断にためらいもありましたが、学校医から「感染対策を行って、是非思い出に残る旅行に行かせてあげてほしい」というご意見をいただいたことなどを踏まえ、実施を決断しました。 今回は、今までより費用が少し高くなりましたが、車内換気機能のあるバスをチャーターし、安全な移動を最優先にしました。バス利用により旅行の発着が学校となったため、保護者と一緒に教職員も見送りに加わり、賑やかなスタートになりました。

 最初に到着した箱根の大涌谷(おおわくだに)は、霧が立ち込め、気温がわずか5℃という寒さでしたが、男子3人は、口周りを黒くしながら(予定通り)炭入り黒アイスを食べました。そこからロープウェイで芦ノ湖畔に下り、昼食を取った後、海賊船(遊覧船)で桃源台港から箱根町港に移動し、再びバスで箱根園に行って寄木細工作りを体験しました。初日の活動はここで終了し、昨年度も利用したホテルに入りました。

 2日目は、かまぼこで有名な小田原の鈴廣(「かまぼこの里」)でちくわとかまぼこを作る体験をし、締めくくりは鈴廣が経営するレストランで昼食を食べ、帰路につきました。

 今回、修学旅行に帯同し特に感心したのは、子供たちがほとんどの行程でマスクを着用し、活動前に必ず手指の消毒を行っている姿でした。できる感染症対策を行って実施するという行事の前提を、子供たち自身がしっかり実践してくれている姿が、とてもうれしくもあり、誇らしくも感じました。ご家庭の協力を得ながら、担任の先生方がこれまで指導してこられた成果がしっかり現れていたと思います。

 小学部を春に巣立つ小6児童にとって、いろいろな行事が取り止めとなっている今年度は、思い出も十分できにくい状況になっていますが、そのような 中で修学旅行が実施できたことは、ひときわ思い出に残る特別な2日間になったように思います。

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