筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba
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5月17日 Nさんのブランコ遊びバリエーション

5月17日 Nさんのブランコ遊びバリエーション

 幼稚部年長組のNさんは、揺れる遊びが大好きだ。大人に体を揺さぶってもらうことでも、ブランコに乗っているときも、はちきれんばかりの笑顔を見せる。去年は、教員にグルグル回してもらう姿やプレイルームのブランコに教員と一緒に乗っている姿をよく目にしたものだ。最近は、新しく設置したなかよし広場のブランコに乗って、教員に押してもらって大きく揺さぶられて喜んでいるところを何度か見ていた。

 今日、なかよし広場が見える廊下を歩いていると、一人でブランコを漕いでいる女の子が目に留まった。Nさんである。

ブランコ1.JPG

I先生が脇で見守っているが、一人で体に弾みをつけて揺さぶっている。Nさんも一人で乗れるようになったんだなあ、と思って見ていると、惰性で小さく揺れるブランコからヒョイと飛び降りた。こんなこともできるようになったのかと目を疑ってしまった。思わず、窓を開け、I先生に「Nさん、ブランコから飛び降りたね、すごいね、いつからできるようになったの?」と聞くと、「私も初めて見ました。」と教えてくれた。もしかしたら、貴重な現場に出くわしたのかもしれないと嬉しくなった。

 降りた、NさんはT先生のところに行き、T先生が周りの子供たちと行っていたシャボン玉遊びに興じる。シャボン玉を追いかけたり、もっと作れとせがんだりする。

 だが、しばらくすると、ブランコに向かって走りだした。

シャボン玉からブランコに行くとき.JPG

どうするのだろうと見ていると、ブランコに腹ばいに乗って揺れだした。気持ちよさそうに揺れるに任せている。揺れが弱くなると足をついた。そして、足を小刻みについてブランコを回転させた。ブランコを吊っている鎖がねじれる。そして、しばらくすると足を浮かせブランコを回転させた。

 ブランコの好きなNさん、そこでNさんはいろいろなことを考えながら、この遊びを極めているように見えた。