筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

4月9日 今日からスタート ~始業式~

4月9日 今日からスタート ~始業式~

 新しい年度が始まった。今日から進級した子供たちの学校生活がスタートする。久しぶりの登校を待ちかねてくれていたのだろうか、笑顔で玄関を入ってくる子供が多い。だが、玄関でいつも迎えてくれる先生がいなかったり、靴箱の場所が変わったり、新しく担任となった教員とお母さんやお父さんが挨拶したりする様子に、不安を感じている子供も少なくない。異動者が多い本校の毎年の風景である。

 始業式前。全員が集まるのにも少し時間がかかる。年度末の修了式のときには落ち着いて参加していた子供たちであったが、今日は少しざわついている。
 始業式が始まる。最初は、新しく赴任した教員の紹介だ。子供たちの前に11人の新任者が並んだ。本校の教員の3分の1を超える。子供たちは、ずらりと並んだ初めての人たちを不思議そうに見つめている。その視線を感じながら、新しく赴任した教員一人一人が挨拶をした。彼らは、赴任して10日あまり、子供たちが来るのを期待と不安の思い出待っていた。その思いの現われか、はつらつとした声で「一緒に遊ぼう」「仲良くなろう」と話しかけていた。

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 さて、私(校長)の話の番である。この数年、1学期始業式の話には定番がある。「子供たちが進級をイメージできるように」との思いで、次のようにしている。
 まず、幼稚部3クラスの子供の写真をクラス毎に画面に映す。3歳児クラスの上に4歳児クラス、その上に5歳児クラスとなる。5歳児クラスは、卒業したので「さよならしたね」と話しながら、子供たちの写真は上方に動かしながら消していく。5歳児クラスが空く。そこで、今度の「5歳児クラスは?」と話しかけ、ドラムロールの効果音を出しながら4歳児クラスの子供の写真を5歳児クラスの場所に上げる。こんな風に小学部も、一つ一つ上がるイメージを見せている。単純なイメージ化だが、子供たちの注目度は高い。自分や友達の写真が、ドラムロールとともに上がる様子を真剣に見つめている。一つ上がったのを見て歓声を上げる子供もいた。

 穏やかな春の訪れとともに新年度のスタートを切った。一つずつ進級した子供たちが、新しく赴任した11人を含む教員たちと、どんな学校生活を作り出していくか楽しみである。