筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

みんなの前に立つこと ~10月の小学部集会~

 10月4日 みんなの前に立つこと ~10月の小学部集会~

 10月の誕生者は4名だった。6年生のU君、5年生のH君、3年生のTさん、2年生のK君が名前を呼ばれ、前に置かれた一段高い台に上がった。笑みを浮かべている子もさほど表情の変えない子もいるが、ここでの振る舞い方は心得ているとばかりに迷いがない。

 ハッピーバースディを全員で歌う。スライドには、ろうそくに火の着いたケーキが写し出されている。「♪Happy birthday to you ♪」でろうそくを吹き消す場面では後ろのケーキが映し出されたスライドを向き、差し出されたマイクに向かって「フー」と息を吹きかける。スライドのろうそくの火は消える(写真)。「ごっこ」であるが、ここでも、一人一人迷いなく行動している。振る舞い方を理解しており不自然さがない。4月から積み重ねてきて、子供たちにもしっくり馴染んだ感がある

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 この日の進行と発表は3年生。みんなの前で始めの言葉を話したW君、「あつまりの歌」で歌詞に合わせて○年生と書かれたうちわを各学年に配ったT君とI君、進行に合わせてプログラムカードをはずしたSさん(写真)、今月の歌でリズムよく太鼓を叩いたA君、みんな自分の役割がよく理解して行動していた。教室で見るより、ずっとしっかりしているように見えたから不思議である。そう見えたのは、みんなの前に立ったり、みんなの中から進み出たり、大きな集団の中である種の緊張感をもちながらも堂々と行動していたからだろうか。

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 今日の誕生者や3年生の様子を見て、ある場面でできていることを、みんなの中で達成させてやることの大事さを改めて思った。人は人の中で育ち、役割が人を作っていくのだ。