筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

先輩、6年生にうどん作りを指導

 9月21日 先輩、6年生にうどん作りを指導

 平成21年3月というから、今から8年前に本校を卒業したIさんが、今年の春、御両親と一緒にうどん店を開業した。今日は、そのI先輩から、本校の6年生がうどん作りの手ほどきを受けるという。

 朝、お父さんと一緒に来校したIさんは、毎日うどん作りに励んでいるからだろうか、がっしりとした体つきで、腕も太い。私が「うどんを作るのは好きですか」と聞くと、控えめだがはっきりとして声で「好きです」と答えた。

 6年生とのうどん作りが始まる。I先輩(写真、黒Tシャツ)を囲み、お父さんの説明を聞きながら、粉を用意する、水を加える、こねる、一工程ずつ進む。Iさんの手本を見て、6年生が次に行う。お父さんとIさんの間では、全てのことが、しっかり決められていて、何グラム計る、何CC水を加えるといったことはもちろんのこと、こねる回数は100回ずつ5回で500回といった具合である。Iさんの力だと500回で十分なようだ。だが、6年生はうまくこねられなかったり力が弱かったりするので、やや不足ぎみに見えた。それでも500回ずつこねて、こね方終了となった。その後、うどんの生地を休ませるので休憩という段になったが、Iさんが2度目のうどん作りに入ると、K君も粉の計量を始めた。K君は一度目で、軽量やこね方をほぼ覚えたようである。

0921①.jpg

 残念ながら私は、こねる当たりまで見て教室を後にしなければならなかったが、手作りうどんを食べ始める直前に戻ることができた。ちょっと太めで短いうどんが茹で上がった。6年生の子供たちの目が好奇に満ちている。ねぎ、ワカメ、天かすなどのトッピングや汁もテーブルの上に並んだ。R君は待ちきれない様子でそわそわし始める。ようやく準備ができて「いただきます」となる。6年生もIさんもどんどん箸がのびる。その食欲に、うどんの茹で上がりが間に合わない様子。私も味見をしたかったが、そんな様子では無理も言えない。だが、一本だけもらって味わってみた。「うまい!」、見た目の太さ、短さからは想像できないコシと味、手作りの醍醐味だろうか。子供たちの食べっぷりがうなずけた。

 さて、この4月から、うどん店を開業したIさんと御両親。日曜を除く毎日、久里浜駅近くのお店「うどんカフェうせい」で手作りのうどんを提供しているそうだ。Iさんがうどんを打つ様子は、ガラス越しに外からも見えるという。今度は、お店で働くIさんを訪ねてみたいと思った。

(うどんカフェうせいの情報 → https://www.facebook.com/useicafe/ )