筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

「子供たちが幸せそう」~中国の姉妹校との交流~

 7月11日 「子供たちが幸せそう」~中国の姉妹校との交流~

 昨夕、姉妹校である達敏学校(中国遼寧省寧波市)から来られた皆さんと交流のひとときを持った。その最後に、一日の感想を話してくれた二人が、「この学校で学ぶ子供は幸せそうだ」と話した。
 たぶんに儀礼的な要素もあると思うが、それを差し引いても、「幼児に好きなことをする機会を与え」「子供の良さや可能性を伸ばす」教育を目指している私たちには嬉しい言葉であった。
 昨日、幼稚部で見ていただいたのは、好きな遊びをたっぷりした後でのかき氷タイム。教師が支度を始めると、集まれと言わなくても子供たちは手を洗ってテーブルにつく。そして、意欲的にかき氷器を回し、シロップを選ぶ。その間に教師が意図したやりとりが様々生まれてくる。子供の気持ちや生活の流れを大事にした授業を見てもらった。
 小学部では、1年生の音楽の授業を見てもらった。歌に合わせた手遊びが最初であった。先生を見てよく真似ていたが、前に用意された別な教材に興味を持ったI君に対し、サブの先生がI君の目の前に移動して、その教材の目隠しになりながらお手本を見せた。子供の気持ちに合わせ、自然に授業の流れに導こうとする教師の動きなどを見ていただいた。「幸せなら手をたたこう」では手をたたく動作のほかに、立ち上がって飛び跳ねたりぐるぐる回ったり、子供たちが喜ぶ動作が取り入れられていた。子供たちは本当に楽しそうに動いていた。

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 冒頭の感想は、こんな様子に対して向けられた言葉だろうか。子供の甘えと向き合うことも、ときに嫌で聞き分けてもらわなければならないこともある。教師と子供の人間関係が深まっていけば、当然必要なことである。しかしながら、いつも思っていたいのは、子供のすることには、子供なりの意味があるということである。